ドイツ 産後のケア Hebamme(ヘバメ) 助産師さん、ありがたや〜、ありがたや~
Ukulelemamanです。
以前、ドイツでの出産経験について書きましたが、
出産後についても深堀したいと思います。
ドイツ出産についての記事はこちらから↓
〜出産後〜
ドイツでは、産後2〜3日で退院するのが普通ですね。
私も2泊して家に帰りました。
早くの退院でも、翌日にはHebamme(ヘバメ)と呼ばれる助産師さんが
赤ちゃんの様子や産後のお母さんのお腹の状態を確認しに家まで来てくれる。
ドイツ語でWochenbett(ヴォッヒェンベット)と呼ばれる。
しかも、最初は2日に1回ぐらい、その後は1週間に1回のペースで約3ヶ月、
いつも同じ担当の助産師さんが来てくれるんですね。安心。
このHebamme(ヘバメ)助産師さん制度が本当に素晴らしくて、
私は、この人がいなかったらどうなっていたことか…と思うほど、よかった。
質問があれば何でも聞ける。
退院して家に帰ると、もう全てが疑問じゃないですか!
・母乳ちゃんとあげれてる?
・室温、これで大丈夫?
・こんなうんちが出てきたけど大丈夫?
・爪が伸びてきたけど、もう切っていいの?でも、爪が小さすぎてどうやって切ったらいいのー?!
・どうやってお風呂に入れよう… (妊婦中に学んだものの、実際に本物の赤ちゃんを持つと心配!)
などなどなど…
そんな時、Hebamme(ヘバメ)助産師さんがいてくれて本当に心強かったなぁ。
書いていたら懐かしくなってきた。
私の担当だったカトリン(というお名前)、元気かなぁ。
でも、この出会いは運ですね。
というのも、妊婦の時に自分で担当して欲しいHebamme(ヘバメ)助産師さんを探すんです。私は妊娠3ヶ月の時に探し始めたら、スタートが遅すぎて、全く見つからなかった。
ドイツ、少子化といっても、私が住んでいた大都市では少しベビーブームだったのと、Hebamme(ヘバメ)助産師さんの数が減ってきていて、すぐに埋まっちゃっていたんですね。
職場の同僚からは探し始めたのが遅すぎと言われました…
相方と一緒にメールと電話で問い合わせをしまくって、
ようやく40件目ぐらいで、私のHebamme(ヘバメ)助産師さんカトリンに出会えた。
ドイツで妊婦になった女性のみなさん、
妊娠が分かったら即!Hebamme(ヘバメ)助産師さんを探しましょう。
それから、ついでになるけれど、ドイツの制度の何がいいかというと、
出産費用が全くかからない(過去の記事にも載せたけれど、出産中の急遽PDA(無通分娩)にすることも無料)のも、もちろんだけれど、妊婦中も費用がほぼかからないこと。
〜妊婦時代〜
計12回通った産婦人科での診察費用は、無料(=保険適用)。
受付で保険カードを提示するだけ。
3Dエコーや妊婦が飲む葉酸サプリや鉄分サプリも無料(=保険適用)。
それから、私が加入していた健康保険では、
今もやっているのか分かりませんが、
出産前までに自費で支払った分は500EUR(1EUR=129円 *3/23のレート)までキャッシュバック。
例えば、先天性疾患を調べる検査やトキソプラズマ症の検査などにかかる検査費用もキャッシュバック。
<補足> ドイツでは、加入する健康保険を自分で決める。
ということで、妊婦時代に支払った費用はほぼゼロに近いかと。
当時は特に何も考えていなかったけど、
日本やフランスでの出産経験をした人の話を聞いたり、読んだりして、
自分の経験を振り返るとやっぱりドイツのシステムはもの凄く優れているなと。
ちなみに、ドイツは日本と同じように少子化に悩んでいる国の一つですね。
こんなに出産費用の負担もなくて、産後のケアもしっかりしてくれる環境なのに、
子供の出生率が伸び悩んでいるなんて、信じられん。
しかも、ドイツ人の中には、北欧のシステムが優れていてドイツはまだまだだ、
なんて声も聞いたことある。上には上がいるんですねぇ。
Ukulelemamanでした、
今日もありがとうございました!